たかがコロッケ1つ、されどコロッケ1つ

美容とは全然関係ない話。
でも、もしかしたら日常ではよくある話…?
先日、お昼をとるタイミングが無く移動先で何か軽く食べたいなと思い
お店を探したけれども近辺になーんにもない…
今日はお昼無しかなー
と思いながら、駅に戻る途中で町のコロッケ屋さん発見!!
これは行っとくしかないやつ✨
「すみません。カニクリームコロッケ1つ揚げてもらってもいいですか?」
メンチカツ、牛肉コロッケ、ジャンボコロッケ、チキンカツetc…
目の前のショーケースに並べられているいくつかの揚げ物類から迷わず大好物を1つ頼むことに。
「これもう揚がってるよ」
と、ショーケースに目線をうつしながらおばちゃんが気だるそうに答える。
「あ、そうなんですね。」
微妙に曇っているガラス越しのコロッケ達はてっきり生の状態で並んでいるのかと思った私。
揚がってるならそれを、と思ったところに
「揚げたてがいいの…?」
と聞かれたため
「できればその方が嬉しいです。」
せっかくだし、お肉屋さんのコロッケを揚げたてで食べられるならと期待は膨らむ✨
すると、おばちゃん
「たった1個じゃねー。」
…
「鍋の油、温めるのに30分はかかるんだよねー
10個とかならいいけど、1個じゃねー」
え?ん?
すごく嫌な圧…
そんな言い方しなくても(^^;)
絶対揚げたてでとは言ってないし…
しかも、それならなぜ揚げたてがいいのか聞いてきた???
更に続くダメ押し。
「10個とかならいいけどねー」
…
「あ、揚ってるこれで大丈夫です…」
1個だけ注文したことを何だか責められているような気分。
そしてあまり歓迎されていない客だということが言葉に出てしまっている。
なんとも言えない気分でカニクリームコロッケ1つを受け取りお店を後に。
歩きながらも悶々と会話を振り返る…
もしコロッケ1つのために油を温めるのが経営的に難しかったら
どうして揚げたてがいいのか聞いてきたんだろう??
仮に揚げたても出せるけど10個からだよと伝えたいなら
もう少し違う言い方でもいいんじゃないのかな?
たかがコロッケ1個を買うお客。されどその1個の積み重ね。
うーん…
うちは味で勝負してるから接客は気にしないとするお店もきっとある。
でも、私なら1個を買ってくれる人の接客も大切にしてくれるところに行きたい。
同じ接客業・サービス業を生業とする者として、とても考えさせられる。
もっと違う言い方、他にあるだろうに…
と思う会話、私も日常で知らず知らずのうちにしてるのかもしれない。
反面教師に感謝だな
たかがコロッケ1つ。されどコロッケ1つ。